父の家計簿

父の家計簿〜りっぱな父親を目指すブログ〜

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奨学金は借りないほうがいい?約870万円返済中の会社員の答え

どうもこんにちは、りっぱぱです!

大学進学のために奨学金を借りることを検討されているご家庭も多いのではないでしょうか?でも、奨学金って返済が大変とかという話もよく聞くので、借りるかどうか悩ましいところですよね

すでに奨学金を借りて大学生活を送っている方であれば、「返済がきついんじゃないかな」とか「返せなくなったらどうしよう・・・」というような不安を抱えている人もいると思います。

実際に800万ほど奨学金を借りて、約10年返済を続けている僕が奨学金を借りて良かったのか?返すのは大変ではないのか?自分の子どもにはどうすか?などを書いていきます。

  • 奨学金を借りるか迷っている人
  • 奨学金をこれから返済するけど不安を感じている人
  • お子さんの教育資金をこれから貯める人

にとっては参考になる情報です!

 

どれぐらい借りた?どれぐらい返している?

貸与総額

僕は高校から大学院まで、無利子のものも含めて日本学生支援機構などの貸与型の奨学金を受給しました。貸与の総額は日本学生支援機構のものだけで793万円。利子も含めた返済額は全部で約870万円になります。

我が家は母子家庭で親からの支援はありませんでした。なので、私立文系の大学、大学院に通っていましたが、その学費、入学金、生活費のすべてをこの奨学金とアルバイト代から捻出しておりました。

どんな感じで学生時代に借りていたかと言うと・・・

学部時代に第2種奨学金(利子あり)を10万円×36ヶ月+30万(入学時特別増額貸与)=390万円

大学院時代に、第2種奨学金8万円×24ヶ月=192万円

第1種奨学金(無利子)8万8,000円×24ヶ月=211万2000円

という内訳になっております。

ちなみに、学部で借りた奨学金が36ヶ月になっているのは、3年間で学部を卒業して院に進学したからです。

月々の返済額

社会人になってから現在まで毎月3万6,282円の返済をしています。このペースで返済を続けると、完済するのにあと10年ほどかかる予定です。20年返済なので、やっと折り返しまで来ました!!

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家計簿アプリに毎月支出として計上しています

繰り上げ返済について

奨学金の返還でよく話題になるのは、繰り上げ返済したほうが良いのかどうかという点です。ケースバイケースかなと思うのですが、僕の場合は繰り上げ返済をするぐらいなら、投資信託や株などの資産運用に回そうと決めています。

実際借りている奨学金のうち、1/3ぐらいは無利子の奨学金であることと、残りの分も利子は1.1〜1.3%程度なので、返済にかかる利子より運用で期待できる利息のほうが大きいと思って繰り上げ返済はしていません。

新入社員当初は月々のキャッシュフローを良くしたくて、繰り上げ返済を検討しました。でも、日本学生支援機構奨学金は「返済期間短縮型」で、繰り上げ返済をしても月々の返済額が変わらないことがわかったので繰り上げ返済はやめておこうと思いました。

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返済は正直きつい!

ぶっちゃけきつい!

毎月4万円近くを20年にわたって返済し続けるのは正直きついです。大学院を卒業して、奨学金の返済総額を見た時に愕然としました。800万円以上返済しないといけないとは思っていなかったのです。。。

幸い、そこそこのお給料のある会社に就職でき、無駄遣いをすることもあまりないので、返済が滞ることはありません。それでもニュースで、奨学金の延滞やそれが原因の自己破産、はては自殺まで起きてしまっていると聞くのは身に詰まる思いです。

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借りる前の注意点

奨学金は今の制度でもそうなんですが、非常に理解するのが難しいです。日本学生支援機構の学生向けの説明って奨学金を借りたらあなたの未来の可能性が広がるんだよ!奨学金で希望の進路をかなえよう!でも、社会人になったら少しずつきちんと返してね!万一の時は猶予制度もあるから大丈夫!」ぐらいのニュアンスなんですよ。

でも、実際問題として、僕みたいに毎月4万円近くの返済額になったり、ぎりぎり収入基準を上回っているケースだと生活は厳しいです。10代で奨学金を借りて大学卒業後社会に出た自分に、奨学金の返済能力があるかないかなんて、誰にも分らないですしね。

そこで少なくとも次の3つの知識・情報は奨学金を借りる前、借りる額を決める前に知っておくのが重要です。

  • 利子も含めて返済シュミレーション

今は利率が低いようですが、利子が複利でついてしまうことはすごく大事な注意点です。奨学金」や「支援機構」という名前から、何かすごく親切で安心できるところか、それこそ支援してくれるというイメージを持ってしまいますが、実態は国が管理している超低金利の学生ローンです。

学校で複利計算なんて教えてもらってないよ〜!という方も安心してください。今は色んなサイトで複利計算をしてくれます。

www.shiruporuto.jp

自分が借りる奨学金の返済額が利子がつくといくらになるのか、月々の返済額はいくらになるのかは、借りる前にしっかり理解しておきましょう。

  • 猶予制度の中身

奨学金の説明の際に猶予制度のことに触れられると思います。でも、それでわかった気にならないで必ず、借りる前、そして社会時になって返済をスタートするときに猶予制度の内容を確認しましょう。

返済時点で猶予制度のお世話になることはなくても、知っておくだけで気持ちにゆとりが持てます。何より、万一本当に生活が苦しくなったときに、この制度を活用しないまま悩むことが避けられます。

www.jasso.go.jp

  • 住宅ローンへの影響

繰り返しですが、奨学金という名前でも実際は返済が必要なローン、借金です。借りる総額によっては住宅ローンの審査が通らなくなる可能性もあります。

住宅ローンの審査は奨学金の返済額だけでなく、収入や他のローンの有無など色々な要素が絡むので、一概に「いくらならNG」ということはできません。

でも、少なくとも奨学金はローンの審査に影響するということは借りる学生本人もその保護者も理解した上で奨学金を借りるのか、いくら借りるのかを検討しましょう。

ちなみに、奨学金の返済が滞った場合は、信用情報に傷がつくので、住宅ローンだけでなくクレジットカードの審査などにも影響するので要注意です!

 

奨学金を借りて良かったのか

ここまで奨学金を借りてのデメリットというか、悪いことばかり書いてきました。でも、僕は個人的に本当に奨学金を借りて良かったと思っています!

奨学金のおかげで今がある

先程書いたとおり、返済のせいで家計は圧迫されますし、利子も予想以上に払っています。完済まで気が遠くなりますし、嫌なことだらけですけど、奨学金に助けられたと本当に思っています。

というのも、我が家は母子家庭で、奨学金という制度がなかったら確実に大学に行けていなかったからです。当時、家庭が貧しいことは十分理解していたので、大学で勉強したいことや憧れはありましたが、「高校卒業したら就職やなぁ」と、高2ぐらいには進学を諦めていました。

ところがある日、母親から「あんた、もしかして大学行きたいん?奨学金っちゅうのがあるから、それ借りれたら行けるかもしらんで?」と熟考した末のような、思いつきのような、投げかけがありました。これを聞いた瞬間に「奨学金借りたら大学行ってもいい!」と人生が開けたような気がしたのを今でもよく覚えています。

それにしても、家庭で大学の話なんて一切出さなかったし、成績優秀どころか家で勉強している様子も見せたことがないのに、なんで僕が大学に行きたいと思っていると母親が分かったのが不思議でした。学校の担任も私が大学に行きたいとは知らなかったですし。

何年か前に母親と当時の話なり「なんであの時、俺が大学行きたいっわかったん?」と問いかけてみると、「そんなん見てたらわかるやん。」の一言で片づけられました。

「なんやそれ!!」と思いましたが、自分が親になってみて子どものことを「見てたらわかる」って言える親ってすごいなぁと今では感服しています。

話が横道にそれてしまいました。私は奨学金という選択肢があったからこそ、大学進学をあきらめずに済みました。もしかしたら別の方法もあったのかもしれませんが、思い返してみても、今みたいにスマホSNSどころか、ネット環境もなかった当時の我が家で、日本学生支援機構奨学金を借りる以外に進学の道はなかったと思います。高校でも日本学生支援機構奨学金の説明しかしてなかったように記憶しています。

大卒のコストパフォーマンス

もし奨学金を借りずに高校卒業で就職していた場合と大学卒業をして就職していた場合の、生涯年収の差を調べてみました。

労働政策研究・研修機構の2019年の資料によると、高校卒業の男性の平均生涯賃金は2億5,000万円、大学・院卒業の男性の平均生涯賃金は3億3,000万円となっています。

その差は8,000万円

あくまでも平均なので、大学卒が100%高校卒よりも8,000万円多く稼げるというわけではありませんが、この差を見ると奨学金を借りてでも大学に行く価値はあると思います。

僕の場合も幸い毎月奨学金を返済できるだけの給与がもらえる企業に就職できましたし、大学時代に得た知識や経験でキャリアアップすることができています。

 

◆我が子の教育費はどうする?

それでは、これから教育費を準備する時間があるご家庭は奨学金を検討するべきかどうかです。結論から言うと、時間があるなら奨学金に頼らず教育資金を準備すべき!だと思います。少なくとも、僕は自分の子どもには奨学金を借りさせないつもりです。

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夫婦で相談

奥さんが第一子を身籠った時に、割と早い段階で将来の子どもの教育費について詳しく相談しました。教育費のことを後回しにせず、すぐに相談できたのはすごく良かったと今でも思っています。

奥さんは奨学金を借りておらず、「そんなに急いで考えなくてもいいんじゃない?」という感じでした。しかも、僕がきちんと返済しているのもあってか大学に関しては「貯金はするものの、奨学金にも頼ればいい」というスタンス。

もちろん借りる奨学金の額や種類にもよるのですが、自分が返済に苦心していることもあって、僕は絶対に子どもに奨学金を借りさせることはしたくないと主張しました。最近は給付型の奨学金が拡充されましたが、まだまだ貸与中心の学生ローンが奨学金の実態だと思っています。

借りた実体験として、借りたものを返すために諦めることも多く出てきます。将来、子どもが大学進学を理由に経済的な重荷を背負って社会人にはなってほしくないと思っています。

どうやって貯める?

奨学金を借りさせるつもりがないからこそ、子どもが産まれる前からしっかり計画立てて、学費は貯めていっています。

教育資金の貯蓄方法として、貯金、学資保険、生命保険、ジュニアNISA、積立投資など色々選択肢があるかと思います。その中で、我が家の場合は貯蓄型の生命保険で準備をしています。

「保険は情弱が入るもの」と思われている方がいるかも知れませんが、個人的には教育資金形成には貯蓄型生命保険はありだと思っています。

 

rippapa.hatenablog.com

ただ、利息が今はかなり低いので、今一から準備するとなると別の方法を取るかもしれません。ちなみに外貨建の保険はおすすめしません!あと、投資で教育資金を貯めようとしてる人もちょっと注意が必要かなと思います。

 

rippapa.hatenablog.com

 

 

まとめ

奨学金の返済は正直しんどいですし、返済なければもっと生活が充実するのになと思うことも多々あります。でも、奨学金のおかげで人生が豊かになったのも事実です!そういう意味で感謝していますし、この制度自体は絶対に社会に必要な制度です。もし、大学に行きたいけど、お金がないから諦めようとされている方がいれば、奨学金を借りてでも大学に行くべきだと伝えたいです。

ただ、我が子にはこの返済の大変さや不安は味わってほしくないですね。だから、まだ子どもが小さい今からコツコツ学費を貯めておこうと頑張っております。

もし、最初から奨学金をあてにされている方がいらっしゃったら、可能な限り今からでも準備をしてあげるのが良いんじゃないかと思います。もちろん、「可能な限りです。」可能な限りですが、少しでも用意してあげられると、子どもの将来を大きく支えることができます!

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!