父の家計簿

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「幼児から英会話教室」って、正直あんまり意味なくない?と思う理由

どうもこんにちは!りっぱぱです。

「自分の子どもには英語で困ってほしくない」「英語がペラペラになってほしい」とお子さんに思われているお母さん、お父さんも多いかと思います。そこで「小さいうちから英会話に通わせよう!」となるケースもあるかと思うんですが、個人的に幼児から英会話教室に通わせる意味を感じていません。奥さんともこれに関して意見が一致したので、「幼児から英会話」がなんで意味ないと思うか、ちょっと書いていきたいと思います。

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◆幼児から英会話は増えている!

子どもが来春から幼稚園ということで、入園の準備やらなんやらで色々考えている我が家ですが、奥さんから先日「そろそろ何か習い事とかさせるかねぇ?」と相談がありました。

というのも、数名のママ友(同級生とか含む)から、「うちの子は幼稚園入るぐらいに習い事始めたよ!」「もう○○やってるよ」みたいな話を聞いたからだそうです。うちは転勤族で、しかも上の子が2歳になってすぐの去年の春に引っ越しをしたばかりなので、なかなか習い事を始めるタイミングを逸しておりました。それに、私も奥さんも「そんなに急いで習い事しなくていいじゃん」というスタンスなので、正直習い事について考える機会もあまりなかったです。なので、周りのママ友から習い事話を聞いても、特別慌てたりとか焦っているわけではないのですが、確かに幼稚園に入るぐらいに何か一つ習い事をさせてもいいかもなぁという気になっております。

で、奥さんの情報によると周りのママ友たちが子どもにさせている習い事で多いのはスイミングと英会話だそう。こんな記事もありました。英語学習の市場自体の拡大傾向だそうで、それを牽引しているのが幼児・子供向けの英語学習だったりするようです。

語学ビジネス市場に関する調査結果 2015 | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所

学習指導要領の変更で学校の英語教育が大きく変わり、大学入試も大幅に変わることが影響しているようです。この理由に加えて、両親が英語の必要性に迫られた経験があって、「我が子には困ってほしくない」というのもあると私は思っています。

実際、企業のグローバル化の影響で、ここ数年で就活の時にTOEICのスコアを求められるようになったり、入社してからも英語ができると何かとチャンスが広がったりするケースが増えているようなので。

 

◆「幼児から英会話」の意味を感じない理由

私も奥さんも国際系の学部出身で英語の勉強は続けてきましたし、就職してから英語を日常業務で使うこともあるので、英語の必要性は非常に感じています。未だに「英語なんて必要ない!」という方がいらっしゃいますが、それはだいぶ損している考えだな、とも思います。なので、自分の子どもたちにも将来英語を使えるようになってほしいですし、そのために何かしてあげたいなとも思っています。

それでも、私が「幼児から英会話」に意味を感じない理由を少し紹介します。

 

①本当に”英会話”といえるか疑問

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幼児の英会話の教室の多くが、歌やリズムに乗って英語を使ったり、ゲームをしたり、挨拶したりということが中心なようです。もちろんその中で英単語や英語のフレーズを覚えたり使えるようになるのを目指していきます。それ自体別に構わないのですが、そもそもとして、「単語を覚える」「フレーズを覚える」のが英会話と言えるのでしょうか?仮に単語や英語のフレーズを覚えたとして、”こう聞かれたらこう返事する”みたいな練習だとしたら、それは会話ではなく、ロールプレイみたいなものだと思います。

それに、幼児の間は日本語での会話もままならない部分があります。簡単な単語やフレーズは覚えられると思うのですが、それを使って自分の意見を正しく相手に伝えようと思うと、幼児では、そもそも日本語での会話力というか、思考力が十分でないと思います。

 

②耳を鍛えるだけなら家庭できる

よく「英語は早いうちにさせた方が良いよ!」とか「英語が聞き取れるようになるには小さい時が肝心だよ!」という意見を聞きます。これには私も賛成で、いわゆる英語耳を育てるには、聴覚の発達段階を考えると7歳までがポイントだと思っています。

でも、英語耳を育てたいなら、家でCD聴かせたりするので十分ではないでしょうか?逆に、週に1回や2回程度英会話に言って、耳が鍛えられるとは思いません会話をするには相手が必要ですが、聞きとれるようになるのに、わざわざネイティブのいる教室まで出向いていく必要性は感じません。

 

③費用対効果

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どこの英会話教室に通うか、プログラムをどうするかにもよりますが、英会話の会費の相場は5,000円~1万円程度のようです。これが、外国人のマンツーマンとかになると平気で諭吉が飛んでいきます。2枚以上飛ぶこともあるようです。

仮に、会費1万円で週1回1時間の英会話教室に、根気強く3歳から小学校卒業の12歳まで約10年間通わせたとすると、トータルかかる会費は

1万円×12ヶ月×10年=120万円です。

英会話で学習している時間のトータルは、週1回1時間なので

1時間×48回(1か月4回で計算)×10年=480時間となります。

これがどうなんやと言うところですが、120万かけて480時間なら、子どもが中学生ぐらいになってから、夏休みや冬休みにでもホームステイさせたり、フィリピンの語学留学でもさせた方が効果あると思います。

2週間のカナダやオーストラリアなどへのホームステイの相場が、航空券代など諸々込でだいたい40万だとすると、120万あれば中学3年間毎年夏休みにホームステイ2週間行けちゃいます。もちろんホームステイ中は英語で生活するので、少なめに1日12時間活動したとして、12時間×14日×3回=504時間も英語や異文化に直接触れることができます。(日本人とずっとつるまない限りですが!)

<参考リンク>

ホームステイの費用って幾らくらいかかるの? | ホームステイならGS

フィリピン留学ならさらにこの相場よりも安くなるので、もっと長く海外で英語を勉強できますし、なんだったら親子留学なんてことも可能になります。

日本で週1回ずっと英会話するよりも、そのお金を貯めておいて、感受性の豊かな中学生・高校生ぐらいに、少しでも海外で生活しながら英語を学ぶ方が効果的ではないかと思います。

 

◆さいごに

こんな感じの理由で我が家では子どもたちに英会話をさせることはないと思います。小学生ぐらいになって、本人たちが「どうしてもしたい!」というなら別ですが、幼児の間に親の考えで通わせることは、まず間違いなくありません。

もちろん、英会話教室に通う目的は人それぞれですので、「いろいろな人と仲良くなってほしい」とか「できるようならなくていいけど、楽しく英語に触れてほしい」なんていう理由ならわかります。それでも、「そういう目的ならほかにいくらでもやり方あるやろ」と思ったりする自分がいるので、させるなら他の習い事をさせるかと思います。

幼児のお子さんをお持ちのお母さん、お父さんで、英会話を考えている方は、よくよくしっかりと考えられたほうがいいかと思います!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!