父の家計簿

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子育て世代に「未来のミライ」を勧めたい!

どうもこんにちは!りっぱぱです。

3日前になりますが、細田守監督の映画『未来のミライ』がアメリカのアニー賞を受賞しました!おめでとうございます!

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この映画、子育て中のお父さんにはぜひ見てもらいたい映画だなぁと個人的には思っております。

そこで今回はアニー賞受賞記念もかねて、イクメン&子育て世代の家族におすすめな『未来のミライ』の魅力をご紹介します!

あっ、ネタバレはないですのでご安心を(笑)

 

◆エピソード

映画のざっくりした内容は「甘えん坊の4歳の男児くんちゃんと、未来からやってきた成長した妹ミライの2人が繰り広げる不思議な冒険を通して、さまざまな家族の愛のかたちを描く。」というもの。

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でも、これ実際見てみるとわかりますが、若干タイトルや映画の説明に偽りありな気がします。

決して悪い意味ではないのですが、あくまでも主人公はこの4歳のくんちゃんです。

4歳のくんちゃんに妹が生まれます。くんちゃんは妹の誕生を楽しみにしていたのですが、いざお母さんが妹のミライを連れて退院してくると、色々と「思っていたのと違う!」状況になってしまいます。

今まで親の愛を全身に受け止め、それを独り占めしてきたくんちゃん。でも、妹が生まれてからというもの愛しのお母さんは妹最優先。もう、赤ちゃん返りです。すねます。わめきます。ちらかします。

そんなくんちゃんの前に、未来から大きくなった妹のミライがやってきて・・・的なのが序盤の話です。

あまり詳しく書くとネタバレになるので、書きませんが、未来から妹がくるだけでなく、くんちゃんがタイムスリップ的なことをするシーンなんかもあって、決してくんちゃんと未来からきた妹の話だけではありません。

くんちゃんを通して、家族のつながりや命のつながりが表現されていて、「家族の愛の形」は存分に描かれていると思います。

 

◆おすすめな理由①子どもの描写がリアル

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まずこの映画を子育て世代の家族におすすめしたい理由として、くんちゃんの描写が本当にリアルなことが挙げられます。

細田監督も色々なところで話されていますが、この映画は細田監督がご自身のお子さんとの経験から着想を得た作品になっています。

だからだと思うんですが、4歳児くんちゃんの言動に「あるある」と思うところが多数あります。

うちの子は3歳になったばかりですが、妹が生まれて赤ちゃん返りしております。その様子が映画のくんちゃんと全く一緒なんですね(笑)

例えば、映画のワンシーンで、お父さんが朝ごはんを作ってくんちゃんに食べさせようとする場面があります。

お母さんは妹のミライにかかりっきり。

お父さんがバタバタと料理を作って、くんちゃんに食べさせようとするのですが、くんちゃんが「パパじゃない!ママ!」と反抗。

これ、マジで我が家と同じ状況です(笑)私がご飯と食べさえようとすると、「お父さんじゃない!お母さん!」

私が着替えを手伝おうとすると「お父さんじゃない!お母さんでしょ!」(でしょって・・・)

私がお風呂に入れようとすると、裸になってから「やっぱりお母さん!」(やっぱりはこっちのセリフや)

というまさに「あるある」を思い出させてくれます。

他にも赤ちゃん返りした幼児の様子がこれでもか!というぐらい本格的にされていて、それを見ているだけでも楽しめます(笑)

 

◆おすすめな理由②なんちゃってイクメンの反省の機会

細田監督のご自身の経験をモデルにされていますが、父親の育児参加の部分は本当にご自身の経験と反省から描かれたんだなぁと感じました。

くんちゃんのお父さんはフリーランス在宅ワークをしています。「自分が家事と子育てをする」と意気込んで、お母さんの職場復帰を後押しします。

それだけ聞くといい話なんですが、映画の前半でちょいちょい、育児や家事をなめてる感じの発言があるんですね。で、実際お母さんが職場復帰すると、家事が雑になったり、子育てが雑になったり、荒だらけ。

あげく「近所の奥さんにイクメンぶっていい顔をしているけど、全部見透かされているよ」的なかなり厳しい一言を浴びせられます。

ここまで言わんでも・・・と父の立場からは思うものの、自分も含めてイクメンぶって「俺育児参加してる」感を出している世の男性は多いと思います。

でも、実際本気で育児にコミットしだすと、その大変さに愕然とする。正直よっぽど会社で仕事している方がラクやんとなる。

その現実を初めて知った父の様子なんかも映画で見れるので、イクメンぶっている父には反省の材料になります。

そんな旦那さんにストレスを抱えている奥様方。一度夫婦でこの映画を見るのもいいのでは?(笑)

 

◆おすすめな理由③あの絵本作家が参加している

最後のおすすめの理由は非常に個人的なものです。うちの子が好きな絵本作家さんが実は映画の作画の一部に携わっているのです!

映画の後半に未来の東京駅が出てくるのですが、クライマックスで何とも不気味な雰囲気が漂ってきます。その東京駅に迷子の子の対応を遺失物係や駅長さんがでてくるのですが、その作画をしているのが、tupera tuperaという絵本作家さんなんです。

「ぼうしとったら」なんかが有名な絵本作家さんですが、わが子はこのほうしとったらの絵本が0歳の時から大好きで、今もちょくちょく読ませています。

一点困るのは、映画のこのシーンは本当に怖いので、うちの子はたぶん泣いてしまうこと(笑)好きな絵本作家さんの絵で泣かせてしまうのは少しかわいそうなので見せるかどうか悩みます。。。(笑)

 

ぼうし とったら (PETIT POOKA) 0~3歳児向け 絵本

◆さいごに

いかがだったでしょうか。

正直、日本の映画レビューサイトなんかを見ると、決して高い評価がされているわけではない作品かもしれません。

個人的にも、「これ子育てしてない人が見たら何が楽しいんやろ?」と思わないでもないです。ストーリーとか突飛すぎるところもあって、同じ細田守作品でも、その辺はサマーウォーズとかの方が面白いかなと思います。

ただし!子育て世代、特に兄妹をお持ちのお父さん、お母さんは本当に必見です!!

あと、家族のつながりや、子どもの成長を描く感じは確かに海外で受けそうな要素ではあります。でも、お父さんの育児参加の難しさとかは北欧系にはよく理解できないかも

アカデミー賞まで取れるかわかりませんが、受賞してこの作品がもっと世に知られたらいいなぁと思います!

 

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!