父の家計簿

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できるビジネスマンはやっている目標設定のコツ”SMART”

どうもこんにちは、りっぱぱです!
3月といえば、そろそろ出会と別れの季節が近づいてきますね。
学生さんであれば卒業、進学、新入という時期ですし、社会人であれば新年度のスタートが間近にきております。
ビジネスマンの中でしたら4月から新部署・新任地に異動という方も少なくないかと思います。かく言う私も4月には新部署になりそうらしいです。
さて、そんな今の時期は元旦と同じく「新しい目標を立てよう!」と息巻いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は目標設定で大事なフレームワークであるSMARTをご紹介します。

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◆目標設定はSMARTがキーワード
ビジネスや日常のあらゆる目標設定において基本かつ大事なキーワードがSMARTです。
SMARTとは
・Specific(具体的か)
・Measurable(測定可能か)
・Achievable(達成可能か)
・Related(大目標ないし目的に繋がっているか)
・Time-bound(期限が決まっているか)
の5つの単語の頭文字をとっています。
よくビジネスで使われる考え方ですし、実際Relatedの部分は「経営目標に繋がっているか」という解釈をされますが、英語学習など個人のスキルアップなどに考える場合は、上のように解釈して問題ありません。

 

◆英語学習の目標設定をSMARTで立ててみる
では、例えば英語学習の目標を「外資系企業に転職できるだけの英語力を持つ」と目標を設定した時に、これをSMARTで考えてみるとこんな感じになります。

 

①Specific(具体的)か
外資系企業に転職できるだけの英語力」としていますが、これでは具体的とは言えませんね。外資系で働くために必要な英語力というは、転職したい業界か企業によってまったく異なります。そのため具体的にイメージするには、転職の希望先をまず具体的にした方がいいです。
とはいえ、例でそんなこともできないので、例えば「1対1で英語ネイティブと詰まらずに会話ができる」「ビジネス文書を1読で8割以上の内容が理解出来る」などに変えると良いと思います。

 

②Measurable(測定可能)か
具体的でない目標はだいたい測定も不可能です。ですので、まず具体的に目標を立てることが最優先なのですが、具体的に目標を立ててても、測定可能かどうかは怪しかったりします。
例えば①で立てた「ビジネス文書を1読で8割以上内容が理解できる」という目標は、比較的具体的ですが、客観的に測定するのは難しいです。
そういった場合は、例えばTOEICなどのスコアではかれる英語のテストに置きかえて考えてみると良いと思います。
上記の例でいえば、「1読で8割わかる」のであれば、「TOEICのリーディングセクションで8割以上は得点できる」と置き換えてみることができます。(スコアはあくまで目安です!)

 

③Achievable(達成可能)か
「やるならどうせなら目標は高く!」というのは気持ちはわかるのですが、残念ながら目標達成せずに挫折してしまう第一歩です。
人間は高い目標を目指して頑張るよりも、達成できそうな低い目標を確実にクリアし続ける方が、モチベーションを維持しやすいです。
ですので、「もうちょっと頑張ったら手が届きそう」ぐらいの目標を設定しましょう。
「高い目標を持っちゃいけない」と言っているのではなく、その高い目標に繋がる小さな目標をちょっとずつクリアしていきましょうということです。
達成可能かどうかというのは究極自分の判断になったしまうのですが、今回の例で言えば、現在1対1でネイティブと全く会話ができない状態で「1対1で英語ネイティブと詰まらずに会話ができる」という目標は高いと思いますし、TOEICスコアが500点くらいではやはり、「リーディングセクションで8割以上は得点できる」というのも現実的ではないです。
1対1で全くネイティブと話せない人なら、「スカイプ英会話の講師と1分間、たどたどしくても会話ができる」とか、TOEICが現状500点の人なら、「リーディングセクションで6割以上は得点する」といった目標が現実的かと思います。

 

④Related(大目標ないし目的に繋がっている)か
先ほども書いたようにSMARTという考え方は元々がビジネスの場で考えられたフレームです。なので、このRelatedは「経営目標に繋がっているか」というのが元来の使われ方です。
ですが、英語学習などの個人のスキルアップに対する目標を考える場合は、「経営目標」という部分を「自分の目的に」に繋がっているかと置き換えると良いと思います。
例えば「外資系企業に転職する」という当初立てた目標が、その先にある「目的」に繋がっているのであれば、この目標はRelatedだと言えるかと思います。
でも、この目標良く考えてみるとちょっと変だな?と思いませんか。そうです、最初に立てた「外資系企業に転職する」という目標は、実は「目標」ではなく「目的」に近いものなんです。
だから、具体的でも、測定可能でもなかったんですね。
ちなみに、「目的」であれば抽象的なものでもOKです!
ちなみに「外資系企業に転職する」という背景に「収入アップしたい!」とか「海外で生活したい!」という目的があるのであれば、これでも目標と言えなくはありません。ただし、「収入アップしたい!」とかの目的に照らして、「外資系企業に転職する」と言う目標自体が適切かどうかは、一考の余地がありますが。

 

⑤Time-Bound(期限が決まっているか)か
外資系企業に転職する」だけだと、「いつまでに」という期限の設定がありません。
目標に期限を決めるのは一見すると簡単そうなので、「じゃあ今年中に」とか「卒業するまでに」とかで設定してしまいがちなのですが、この時考えてほしいのが、「達成可能か」です。
あくまでも期限を設定する際も現実的かつ客観的に考えて、達成できるかどうかをしっかり考慮してください。
先ほども書きましたが、達成できる目標であるほど、モチベーションを維持できます。そのことだけは忘れずにいてください。

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◆最後に
今日は目標設定のフレームワークSMARTについて書いてみました。
目標を闇雲に立ててしまうと、結局達成できなかったり、目標を達成するために何をしていいのかわからなくなってしまうことがあります。
そうなってしまうと、仕事やスキルアップへのモチベーションが下がってしまうので、モチベーション維持のためにも、SMARTを使って目標を立てることが大事だと思います。
ただし、SMARTを使って目標を立てるだけでは不十分だなんて、意見があるのも事実です。その辺はまた書いていきたいと思いますが、とりあえずこれに沿って新年度の自分の目標設定するのが良いんじゃないの?と思う今日この頃です。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!