「3人目の子どもに月6万円の給付を」案を全力で応援したい
どうもこんにちはりっぱぱです!
昨日Twitterを見ていたらタイトルにもしている
「児童手当「第3子以降は月6万円に」 衛藤担当相、財源に企業内部留保など」
児童手当「第3子以降は月6万円に」 衛藤担当相、財源に企業内部留保など | 毎日新聞
というニュースが話題になっていました。
「月6万」というワードがトレンド入りしていたほどで、インパクトの大きさや関心度の高さが表れています。
衛藤大臣の私案レベルとのことですが(実際は話が進んでいるからメディアの前でリリースされているものと思いますが・・・)
Twitterを見ていると、賛否両論巻き起こっておりました。僕の見た感じだと反対・批判意見が多いようです。
僕はこの案、大・大・大・大賛成!!!!でございます!!
我が家は現在子どもが2人なんですが、3人目を真剣に考えておりまして、月6万円支給があるとするとかなり背中を押されます。
逆に言うと、この案が実現する見込がなければ諦める可能性も高いです。
自分事になっている分、この案の有り難みを身に染みて感じました。
だがしかし、もし自分に子どもがいなかったとしても僕はこの案、大・大・大・大賛成!!!!なんですぅ!!
その理由を書いていきます。
<人口推移のシミュレーション>
賛成理由で一番大きい、というかこれ以外ないという奴ですが、少子化対策です。
これずーーーーっと言われていますが、本当にもう待ったなしの状況です。
例えば、今の同じ程度の出生率で推移したとすると、日本の人口は2048年には1億人を割って9,913万、100年後には4200万人程度(今の人口の1/3!!)という試算がある一方で、
もし、2030年までに合計特殊出生率を2.07(2.07は人口置換水準)までに回復できれば、人口1億人程度で維持できるとされています。
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s2_1.html
正直、2.07を達成するのは現実的には厳しく、人口減少に歯止めをかけるのは不可能(移民については考えないとする)だと思っています。。
ただ、現状の出生率を維持する程度だと急速に人口低下に見舞われ、経済的・社会的なダメージは計り知れないです。
経済的なダメージでいうと、GDPの低下などが考えられますが、これは人口が減った以上に生産性を上げればカバーできますし、将来的にGDPがどれだけ重要視される指標なのか、という点で議論があります。なので、ここではその問題は華麗にスルーするのですが、
ただ、社会への影響は大きく、特に現行の社会保障制度は完全に破綻すると思われます。
1人の労働人口層で1人の老人という肩車型さえ維持できなくなるでしょうから。
まぁ、70歳ぐらいまでは年金なしで働きなさい、という社会になるのは不可避ですね。。。僕はそんなに働きたくないかもです。
急激に人口減かつ高齢化が進むと、この社会保障制度の変更や移民の受け入れが、十分に時間をかけられないまま「このままじゃダメ」という理由だけで拙速に進められる懸念があります。(僕は社会保障制度の変更も移民受け入れも方向性としては賛成ですが、国民の一定のコンセンサスは大事にしたい派です。)
ですので、人口減が避けられないとしても、今のうち少しでも出生率を上げて、未来の世代が議論をできる時間を残すべきだと思います。
人口減社会のハードランディングではなく、ソフトランディングを目指すべきです。
ちなみにですが、人口推移予想は将来の予想をする統計のなかではかなり的中どの高いものなので、「政府の発表は信用できない」的な考えはNGかと思います。
<少子化対策はマジで待ったなしな理由>
少子化対策ですが、いままでも課題になっていましたが、先ほど述べたソフトランディング型の人口減社会を実現するにしてももう時間がありません。
本来であれば、この月6万円も含めてですが、10年前、せめて5年前には少子化対策法案をパッケージで実現しておくべきでした。
なんで、僕がこんなに時間がない、時間がないと言っているかと言うと、今の日本の人口構成を見ていただけるとわかるかと思います。
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2018np/index.html
第二次ベビーブームから人口構成比率が下がりはじめています。
今の30代後半~40代前半と20代後半~30代前半の人口数を比較すると違いがわかるかと思います。
あと数年するだけで、出産適齢期の人口が相当数減少してしまうのです。
もし10年前になんらかの手が打たれていたら、第二次ベビーブーム世代の出産を促進できたのかももしれませんが、残念ながらもう厳しい状況です。
すっと少子化問題を棚上げにして無策を続けて来たことを考えるだけで、今までの政治や世の中に怒りが湧いてきます。
現在の人口構成比をみるだけで、少子化対策がいかに待ったなしか、辛辣な言い方をすれば、今までの政治のツケを払う猶予がないかがわかると思います。
もし今なんらかの策を打たないと、将来世代に私が感じている以上の怒りを抱かせてしまい、20年後にはもっと世代間の分断が進んでいるかも知れません。
だから、月6万でもなんでも打てる手はすぐに打ってほしいと思っています。
<経済支援の効果>
これはサラっと書きますが、当然ですが、支援があればあるほど出生率を押し上げる効果を期待できます。
この月6万案の批判として、「子どもが増える事に手当が増額するのは公平ではない」というものをTwitterで見かけましたが、
この案の狙いは子どもを複数育てるインセンティブを与えることで、出生率を改善しようと言うものです。
はっきり言えば社会全体の平等性は大きな問題ではないのです。
経済支援や社会保障に公平・平等を求めすぎると、必要なところに必要な支援を行うことなど不可能になってしまいます。
この、子どもの人数に応じて支援が増える制度はフランスなんかが採用していて、フランスの出生率が大きく改善していることは日本でも良く取り上げられています。
もちろん社会制度や文化が大きく異なるので、この制度だけでフランスがうまくいっているという意味ではありません。
それにフランスの出生率改善が本当に成功といえるものなのかという議論もあります。
ただ、少なくとも日本よりは少子化対策がうまくいっていることは数字が示しています。(フランスの合計特殊出生率は94年の1.66から06年には2.00まで回復)
課題の改善が進んでいる国から、学べ真似られる制度があるならばそれをトライするのは理にかなっているのではないでしょうか?
ここまで、僕が月6万案に賛成する理由として、少子化対策の必要性を書いてきました。
もちろん本気で少子化対策をするなら、この案だけでは不十分で、経済支援だけでなく
・男性の育児参画推進とそのための働き方改革(男性の育児休暇推進など)やキャリア支援
・母親の育児休暇中のスキルアップ支援
・保育施設の充実
・出産時の経済的な支援や情報支援
など、パッケージで取り組まないといけないのは明白です。
ただ、そういった各種取り組みが必要だからといって、今回の経済的なインセンティブにはん対する理由にはならないと思います。(ある野党議員がこれで反対していましたが・・・)
この案が実現するのかどうかわかりませんが、将来世代に「少子化という課題がわかっていたくせに、何もしなかった世代でしょ?」と言われないためにも、個人的には応援していきたいと思います!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
我が子が魔法を覚えたそうです
どうもこんにちは!りっぱぱです。
突然ですが、うちの3歳になったばっかりの長男坊が新しい魔法を使えるようになったそうです(笑)
その魔法が「鬼さんあっち行けー」の魔法だそうで、節分前になんと良いタイミングで覚えたのかと家族で笑っております。
去年の節分の時は、2歳になったばっかりで、「あんまり鬼とかよくわからんかな?」と思っていたものの、いざ鬼のお面(節分の豆についていたおまけ)をかぶって、ベランダから入って「がおー!」としてみると、大号泣でした。
かわいそうになるぐらい大号泣+パニックになって全力でお風呂に逃げ込んだので、ちょっと大人げなかったかなと反省したのを思い出します。
その後しばらくは言うこと聞かなかったり、わがままを言う時に「鬼さんくるよ」と言うと、またたくまに良い子になっておりました。良い子というか、ただ怖くてしゅんとしてだけでもありますが・・・
あんまり、怖い思いで言うこと聞かすのは良くないとはわかっているものの、ついつい脅してしまいまして・・・。こちらも反省でございます。
今年は「鬼さんあっち行けー」の魔法が使えるそうなので、泣かずに済むでしょうか?(笑)
豆を投げて「鬼は外、福は内」とやりたい気持ちもあるのですが、代わりに「鬼さんあっち行けー」の魔法で退散するのも良いかなぁと思っています。
でも、おそらく鬼の面を見たとたん、去年同様パニックになって魔法も忘れて逃げ回る気がしますが(笑)今年はちょっと大きくなったので、逃げ回る時にケガしないように気を付けてあげないと。
ちなみにうちの長男が覚えた魔法はこれで3つ目です。
長男いわく使える魔法は・・・
「お父さん動けー」の魔法。抱っこで疲れた父が止まってしまった時に使う魔法。父が元気になるらしいが、魔法をかけられているはずの父はその効果をあまり感じない。ちょっと元気になる気はする。と
「エレベーターおいでおいで」の魔法。
おいでおいでと言いながら、エレベーターのボタンを押す魔法。魔法の効果か科学の成果かはわからないが、エレベーターは来てくれる。
の2種類でした。
みごとに3つ目の魔法を覚えましたね。
父としては、「お昼寝をすぐする魔法」とか「妹と仲よく遊ぶ魔法」を覚えてほしいですが、なかなか難しいものです。
そんな長男ですが、節分当日が楽しみです。でも、残念ながら今年の節分は出張のため、鬼役出来ないんですよねぇ・・・。子どもたちは奥さんの実家にいるので、じぃじたる義理の父に任せようと思います。白髪鬼です。安西先生みたいな呼び名になりますね。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
1歳4か月の長女が立たないので、1歳半健診の内容を思い出しつつ調べてみた話
どうもこんにちは!りっぱぱです。
そろそろ、うちの長女が1歳半健診にお呼びがかかる時期なんですが、うちのお嬢様全く立つ様子を見せません。つかまり立ちはするんですが、つかまり立ってからかれこれ数か月、一向に「手を離そう、自らの足で立とう」という気概が感じられません。
出張中の私の元に、前後の文脈ぶった切って、奥さんからこんなLineが届く始末。
私は割とのんびりしているので、「1歳半健診までに立たないとどうしよう」と焦っているわけではないのですが、健診ってどんなことするんやったっけ?と確認がてら、健診の内容を調べてみました!
長男の時の健診の様子も思い出しながら紹介したいと思います。ちなみに、うちの長男坊は1歳半健診でばっちり「要観察」をいただきました。でも、その後すくすく元気に育っております。
◆1歳半健診の目的
基本的なことになりますが、1歳半健診は各市町村で実施されるもので、対象は1歳6か月~満2歳になっていない子までです。料金は無料です。この健診は法律で「市町村が義務として行わないといけないもの」という位置づけになっているので、「忙しいからパス!」とかは絶対にしないでください!指定された日程が都合がつかないようであれば、役所もしくは保健センターに相談すれば対応してくれます。
健診の目的ですが、大きく分けて2つあります。
1つ目は子どもの発達状況の確認です。具体的に何を見るかはこの後に書きますが、ざっくり言うと、身体の成長と精神発達の度合い、先天的な疾患がないかなどの確認になります。
2つ目は保護者へのサポートです。日々の子育ての中で悩んでいることや、子どもの発育のことで不安を感じていることなどを聞いてもらえます。それに、生活習慣や育児全般についてアドバイスをもらえたりもします。
◆健診の項目
詳しい健診の内容や方法は、自治体や医療機関によって多少違いはあるようですが、だいたいこんな内容&流れになるようです。
①問診
問診票を記入し、それを基に先生に色々と質問をされます。問診票を書くときに不安を感じるお母さん、お父さんも多いようなのですが、正直にありのままを書いてください。長男の時は、全く意味のある言葉を話さなかったので、苦笑いしながら記入していました。ワクチンの接種状況なんかもここで確認されます。
②身体計測
よくある身長体重胸囲などの計測に加えて、おなかや頭などの触診や、視覚・聴覚の反応なんかも見ます。あと歯科検診なんかもあります。
順番は自治体によってバラバラかもしれませんが、長男が受けた時は、問診のあとにすぐ身体計測で、身体計測を受けた長男は、もうこの世が終わるのかというぐらいに泣き叫び、この後の診察がろくにできませんでした。。。天下無双の内弁慶なんですよねぇ。今もですけど。号泣しながらも「立派な歯ですねぇ」と褒められておりました。
泣き叫ぶ1歳児を見ながら、初老の先生が「立派な歯ですねぇ」とぼそりとこぼす光景は、なにやらシュールでした。
③診察(心身の発達状況確認)
発語の状態や簡単な指示が理解できるかどうかなどの、言語/理解の確認と、歩けるかどうかなどの運動能力の確認がされます。言語や理解力の確認は、「ママ」「ワンワン」などの簡単な言葉が閊えるかどうかや、指示された動物の絵を指差せるかなどで確認されます。
運動能力については、歩けるかどうかと、「積み木が積めるか」なんていう確認もあります。積み木が積めるかは、指先の発達を確認するようです。指先は第二の脳なんて呼ばれるくらい乳幼児期の発達にとって重要なものだったりします。
私この診察が1歳半健診のメインやと思って臨んだんですが、長男坊はこの前の身体計測の時点でグロッキー&心折れた状態で、泣き叫ぶしかできませんでした。全力でお医者さんから逃げようとするので、歩けることだけは確認してもらえました。
仕方がないので、家庭での様子を聞かれて、正直に、発語は全くないこと、指示はわかっていると思うし、絵本などで動物の名前を言うと指差したりはすることを伝えました。
ついでに「積み木も得意で、むしろ積み木をよりもツナ缶とか上手に積むんです。本気出せばサバ缶とかトマト缶も積みますよ。」っていう話をしたら、変な空気になったのを覚えています。なんでや!
④質問タイム
これで一通り1歳半健診は終了です。最後に、お医者さんから、心配事や聞いておきたいことはないかと水を向けられると思います。何か気になることがあれば、なんでも聞いておくことをおすすめします。正直お医者さんにもよると思うんですが、この1歳半健診で相談して良かったという方が周りにもいらっしゃるので。
うちの場合は本当に普段気になることはなかった(今思えば「親としての心構え」とか聞いとけばよかった)のですが、歩くのが遅かったことや、発語がないことなどはどう考えたらいいか一応聞いてみました。
その時に言われたのは「発語がなくて心配になる方も多いし、それをもって脅かすようなこと言う医者もいるみたいだけど、親の指示や言葉の意味を理解しているなら、今はそんなに心配しなくてもいい」「歩くのが遅かったのは、こんなにお尻が大きかったんだから仕方ないと思うよ(笑)」という初老の医師からのありがたいお言葉を頂きました。
人によってはこのコメントにカチンとくる人もいるかもしれませんが、私たち夫婦はポジティブに受け止めておりました。
あと、「甘えたが過ぎる気がします」と聞いてみても「甘えてくるのは、甘えさせてもらえる安心感があるから」と言ってもらえて、特に奥さんは嬉しかったみたいです。
でも、診察で歩行以外何もできなかった長男は「要観察」をいただきましたが。。。
◆最後に
長女の立たない問題をきっかけに1歳半健診の内容を思い出しながら、調べてみました。
調べてるうちに、「1歳半健診を心配している、恐れている人って結構いるんだなぁ」と気づかされました。もちろん1歳半健診で発達の遅れを指摘されることもあるかと思います。ただ、その時はその時だし、それを指摘されたからと言って、子どもが可愛いことに変わらないし、親としては悩みすぎずにできることを少しずつしていくしかないと思います。
1歳半健診はその悩みを聞いてくれる場でもありますし、親としてできることは何かを明確にできる場でもあります。「診断を下される場」「聞きたくないことを言われる場」ではなく、有益な情報を得られる場として、1歳半健診をうまく使っていってほしいと思います。
なので、我が家も長女が立たないまま1歳半健診を迎えたとしても、決して悲観せずに健診に臨みたいとです。
余談ですが、世間には「子どもの発達の遅れは親のせい」みたいに言う人が一部いますが、そういう人は、毎日朝晩、机で脚の小指をぶつけて苦しめばいいと思っています。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
「幼児から英会話教室」って、正直あんまり意味なくない?と思う理由
どうもこんにちは!りっぱぱです。
「自分の子どもには英語で困ってほしくない」「英語がペラペラになってほしい」とお子さんに思われているお母さん、お父さんも多いかと思います。そこで「小さいうちから英会話に通わせよう!」となるケースもあるかと思うんですが、個人的に幼児から英会話教室に通わせる意味を感じていません。奥さんともこれに関して意見が一致したので、「幼児から英会話」がなんで意味ないと思うか、ちょっと書いていきたいと思います。
◆幼児から英会話は増えている!
子どもが来春から幼稚園ということで、入園の準備やらなんやらで色々考えている我が家ですが、奥さんから先日「そろそろ何か習い事とかさせるかねぇ?」と相談がありました。
というのも、数名のママ友(同級生とか含む)から、「うちの子は幼稚園入るぐらいに習い事始めたよ!」「もう○○やってるよ」みたいな話を聞いたからだそうです。うちは転勤族で、しかも上の子が2歳になってすぐの去年の春に引っ越しをしたばかりなので、なかなか習い事を始めるタイミングを逸しておりました。それに、私も奥さんも「そんなに急いで習い事しなくていいじゃん」というスタンスなので、正直習い事について考える機会もあまりなかったです。なので、周りのママ友から習い事話を聞いても、特別慌てたりとか焦っているわけではないのですが、確かに幼稚園に入るぐらいに何か一つ習い事をさせてもいいかもなぁという気になっております。
で、奥さんの情報によると周りのママ友たちが子どもにさせている習い事で多いのはスイミングと英会話だそう。こんな記事もありました。英語学習の市場自体の拡大傾向だそうで、それを牽引しているのが幼児・子供向けの英語学習だったりするようです。
語学ビジネス市場に関する調査結果 2015 | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
学習指導要領の変更で学校の英語教育が大きく変わり、大学入試も大幅に変わることが影響しているようです。この理由に加えて、両親が英語の必要性に迫られた経験があって、「我が子には困ってほしくない」というのもあると私は思っています。
実際、企業のグローバル化の影響で、ここ数年で就活の時にTOEICのスコアを求められるようになったり、入社してからも英語ができると何かとチャンスが広がったりするケースが増えているようなので。
◆「幼児から英会話」の意味を感じない理由
私も奥さんも国際系の学部出身で英語の勉強は続けてきましたし、就職してから英語を日常業務で使うこともあるので、英語の必要性は非常に感じています。未だに「英語なんて必要ない!」という方がいらっしゃいますが、それはだいぶ損している考えだな、とも思います。なので、自分の子どもたちにも将来英語を使えるようになってほしいですし、そのために何かしてあげたいなとも思っています。
それでも、私が「幼児から英会話」に意味を感じない理由を少し紹介します。
①本当に”英会話”といえるか疑問
幼児の英会話の教室の多くが、歌やリズムに乗って英語を使ったり、ゲームをしたり、挨拶したりということが中心なようです。もちろんその中で英単語や英語のフレーズを覚えたり使えるようになるのを目指していきます。それ自体別に構わないのですが、そもそもとして、「単語を覚える」「フレーズを覚える」のが英会話と言えるのでしょうか?仮に単語や英語のフレーズを覚えたとして、”こう聞かれたらこう返事する”みたいな練習だとしたら、それは会話ではなく、ロールプレイみたいなものだと思います。
それに、幼児の間は日本語での会話もままならない部分があります。簡単な単語やフレーズは覚えられると思うのですが、それを使って自分の意見を正しく相手に伝えようと思うと、幼児では、そもそも日本語での会話力というか、思考力が十分でないと思います。
②耳を鍛えるだけなら家庭できる
よく「英語は早いうちにさせた方が良いよ!」とか「英語が聞き取れるようになるには小さい時が肝心だよ!」という意見を聞きます。これには私も賛成で、いわゆる英語耳を育てるには、聴覚の発達段階を考えると7歳までがポイントだと思っています。
でも、英語耳を育てたいなら、家でCD聴かせたりするので十分ではないでしょうか?逆に、週に1回や2回程度英会話に言って、耳が鍛えられるとは思いません。会話をするには相手が必要ですが、聞きとれるようになるのに、わざわざネイティブのいる教室まで出向いていく必要性は感じません。
③費用対効果
どこの英会話教室に通うか、プログラムをどうするかにもよりますが、英会話の会費の相場は5,000円~1万円程度のようです。これが、外国人のマンツーマンとかになると平気で諭吉が飛んでいきます。2枚以上飛ぶこともあるようです。
仮に、会費1万円で週1回1時間の英会話教室に、根気強く3歳から小学校卒業の12歳まで約10年間通わせたとすると、トータルかかる会費は
1万円×12ヶ月×10年=120万円です。
英会話で学習している時間のトータルは、週1回1時間なので
1時間×48回(1か月4回で計算)×10年=480時間となります。
これがどうなんやと言うところですが、120万かけて480時間なら、子どもが中学生ぐらいになってから、夏休みや冬休みにでもホームステイさせたり、フィリピンの語学留学でもさせた方が効果あると思います。
2週間のカナダやオーストラリアなどへのホームステイの相場が、航空券代など諸々込でだいたい40万だとすると、120万あれば中学3年間毎年夏休みにホームステイ2週間行けちゃいます。もちろんホームステイ中は英語で生活するので、少なめに1日12時間活動したとして、12時間×14日×3回=504時間も英語や異文化に直接触れることができます。(日本人とずっとつるまない限りですが!)
<参考リンク>
ホームステイの費用って幾らくらいかかるの? | ホームステイならGS
フィリピン留学ならさらにこの相場よりも安くなるので、もっと長く海外で英語を勉強できますし、なんだったら親子留学なんてことも可能になります。
日本で週1回ずっと英会話するよりも、そのお金を貯めておいて、感受性の豊かな中学生・高校生ぐらいに、少しでも海外で生活しながら英語を学ぶ方が効果的ではないかと思います。
◆さいごに
こんな感じの理由で我が家では子どもたちに英会話をさせることはないと思います。小学生ぐらいになって、本人たちが「どうしてもしたい!」というなら別ですが、幼児の間に親の考えで通わせることは、まず間違いなくありません。
もちろん、英会話教室に通う目的は人それぞれですので、「いろいろな人と仲良くなってほしい」とか「できるようならなくていいけど、楽しく英語に触れてほしい」なんていう理由ならわかります。それでも、「そういう目的ならほかにいくらでもやり方あるやろ」と思ったりする自分がいるので、させるなら他の習い事をさせるかと思います。
幼児のお子さんをお持ちのお母さん、お父さんで、英会話を考えている方は、よくよくしっかりと考えられたほうがいいかと思います!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
奨学金は借りないほうがいい?約870万円返済中のサラリーマンの考え
どうもこんにちは、りっぱぱです!
大学進学のために奨学金を借りることを検討されているご家庭も多いのではないでしょうか?でも、奨学金って返済が大変とかという話もよく聞くので、借りるかどうか悩ましいところですよね。
すでに奨学金を借りて大学生活を送っている方であれば、「返済がきついんじゃないかな」とか「返せなくなったらどうしよう・・・」というような不安を抱えている人もいると思います。
実際に800万ほど奨学金を借りて、約10年返済を続けている僕が、奨学金を借りて良かったのか?返すのは大変ではないのか?自分の子どもにはどうすか?などを書いていきます。
にとっては参考になる情報です!
どれぐらい借りた?どれぐらい返している?
貸与総額
僕は高校から大学院まで、無利子のものも含めて日本学生支援機構などの貸与型の奨学金を受給しました。貸与の総額は日本学生支援機構のものだけで793万円。利子も含めた返済額は全部で約870万円になります。
我が家は母子家庭で親からの支援はありませんでした。なので、私立文系の大学、大学院に通っていましたが、その学費、入学金、生活費のすべてをこの奨学金とアルバイト代から捻出しておりました。
どんな感じで学生時代に借りていたかと言うと・・・
学部時代に第2種奨学金(利子あり)を10万円×36ヶ月+30万(入学時特別増額貸与)=390万円
大学院時代に、第2種奨学金を8万円×24ヶ月=192万円
第1種奨学金(無利子)8万8,000円×24ヶ月=211万2000円
という内訳になっております。
ちなみに、学部で借りた奨学金が36ヶ月になっているのは、3年間で学部を卒業して院に進学したからです。
月々の返済額
社会人になってから現在まで毎月3万6,282円の返済をしています。このペースで返済を続けると、完済するのにあと10年ほどかかる予定です。20年返済なので、やっと折り返しまで来ました!!
繰り上げ返済について
奨学金の返還でよく話題になるのは、繰り上げ返済したほうが良いのかどうかという点です。ケースバイケースかなと思うのですが、僕の場合は繰り上げ返済をするぐらいなら、投資信託や株などの資産運用に回そうと決めています。
実際借りている奨学金のうち、1/3ぐらいは無利子の奨学金であることと、残りの分も利子は1.1〜1.3%程度なので、返済にかかる利子より運用で期待できる利息のほうが大きいと思って繰り上げ返済はしていません。
新入社員当初は月々のキャッシュフローを良くしたくて、繰り上げ返済を検討しました。でも、日本学生支援機構の奨学金は「返済期間短縮型」で、繰り上げ返済をしても月々の返済額が変わらないことがわかったので繰り上げ返済はやめておこうと思いました。
返済は正直きつい!
ぶっちゃけきつい!
毎月4万円近くを20年にわたって返済し続けるのは正直きついです。大学院を卒業して、奨学金の返済総額を見た時に愕然としました。800万円以上返済しないといけないとは思っていなかったのです。。。
幸い、そこそこのお給料のある会社に就職でき、無駄遣いをすることもあまりないので、返済が滞ることはありません。それでもニュースで、奨学金の延滞やそれが原因の自己破産、はては自殺まで起きてしまっていると聞くのは身に詰まる思いです。
借りる前の注意点
奨学金は今の制度でもそうなんですが、非常に理解するのが難しいです。日本学生支援機構の学生向けの説明って「奨学金を借りたらあなたの未来の可能性が広がるんだよ!奨学金で希望の進路をかなえよう!でも、社会人になったら少しずつきちんと返してね!万一の時は猶予制度もあるから大丈夫!」ぐらいのニュアンスなんですよ。
でも、実際問題として、僕みたいに毎月4万円近くの返済額になったり、ぎりぎり収入基準を上回っているケースだと生活は厳しいです。10代で奨学金を借りて大学卒業後社会に出た自分に、奨学金の返済能力があるかないかなんて、誰にも分らないですしね。
そこで少なくとも次の3つの知識・情報は奨学金を借りる前、借りる額を決める前に知っておくのが重要です。
- 利子も含めて返済シュミレーション
今は利率が低いようですが、利子が複利でついてしまうことはすごく大事な注意点です。「奨学金」や「支援機構」という名前から、何かすごく親切で安心できるところか、それこそ支援してくれるというイメージを持ってしまいますが、実態は国が管理している超低金利の学生ローンです。
学校で複利計算なんて教えてもらってないよ〜!という方も安心してください。今は色んなサイトで複利計算をしてくれます。
自分が借りる奨学金の返済額が利子がつくといくらになるのか、月々の返済額はいくらになるのかは、借りる前にしっかり理解しておきましょう。
- 猶予制度の中身
奨学金の説明の際に猶予制度のことに触れられると思います。でも、それでわかった気にならないで必ず、借りる前、そして社会時になって返済をスタートするときに猶予制度の内容を確認しましょう。
返済時点で猶予制度のお世話になることはなくても、知っておくだけで気持ちにゆとりが持てます。何より、万一本当に生活が苦しくなったときに、この制度を活用しないまま悩むことが避けられます。
- 住宅ローンへの影響
繰り返しですが、奨学金という名前でも実際は返済が必要なローン、借金です。借りる総額によっては住宅ローンの審査が通らなくなる可能性もあります。
住宅ローンの審査は奨学金の返済額だけでなく、収入や他のローンの有無など色々な要素が絡むので、一概に「いくらならNG」ということはできません。
でも、少なくとも奨学金はローンの審査に影響するということは借りる学生本人もその保護者も理解した上で奨学金を借りるのか、いくら借りるのかを検討しましょう。
ちなみに、奨学金の返済が滞った場合は、信用情報に傷がつくので、住宅ローンだけでなくクレジットカードの審査などにも影響するので要注意です!
奨学金を借りて良かったのか
ここまで奨学金を借りてのデメリットというか、悪いことばかり書いてきました。でも、僕は個人的に本当に奨学金を借りて良かったと思っています!
奨学金のおかげで今がある
先程書いたとおり、返済のせいで家計は圧迫されますし、利子も予想以上に払っています。完済まで気が遠くなりますし、嫌なことだらけですけど、奨学金に助けられたと本当に思っています。
というのも、我が家は母子家庭で、奨学金という制度がなかったら確実に大学に行けていなかったからです。当時、家庭が貧しいことは十分理解していたので、大学で勉強したいことや憧れはありましたが、「高校卒業したら就職やなぁ」と、高2ぐらいには進学を諦めていました。
ところがある日、母親から「あんた、もしかして大学行きたいん?奨学金っちゅうのがあるから、それ借りれたら行けるかもしらんで?」と熟考した末のような、思いつきのような、投げかけがありました。これを聞いた瞬間に「奨学金借りたら大学行ってもいい!」と人生が開けたような気がしたのを今でもよく覚えています。
それにしても、家庭で大学の話なんて一切出さなかったし、成績優秀どころか家で勉強している様子も見せたことがないのに、なんで僕が大学に行きたいと思っていると母親が分かったのが不思議でした。高校の担任も私が大学に行きたいとは知らなかったですし。
何年か前に母親と当時の話なり「なんであの時、俺が大学行きたいってわかったん?」と問いかけてみると、「そんなん見てたらわかるやん。」の一言で片づけられました。
「なんやそれ!!」と思いましたが、自分が親になってみて子どものことを「見てたらわかる」って言える親ってすごいなぁと今では感服しています。
話が横道にそれてしまいました。私は奨学金という選択肢があったからこそ、大学進学をあきらめずに済みました。もしかしたら別の方法もあったのかもしれませんが、思い返してみても、今みたいにスマホやSNSどころか、ネット環境もなかった当時の我が家で、日本学生支援機構の奨学金を借りる以外に進学の道はなかったと思います。高校でも日本学生支援機構の奨学金の説明しかしてなかったように記憶しています。
大卒のコストパフォーマンス
もし奨学金を借りずに高校卒業で就職していた場合と大学卒業をして就職していた場合の、生涯年収の差を調べてみました。
労働政策研究・研修機構の2019年の資料によると、高校卒業の男性の平均生涯賃金は2億5,000万円、大学・院卒業の男性の平均生涯賃金は3億3,000万円となっています。
その差は8,000万円!
あくまでも平均なので、大学卒が100%高校卒よりも8,000万円多く稼げるというわけではありませんが、この差を見ると奨学金を借りてでも大学に行く価値はあると思います。
僕の場合も幸い毎月奨学金を返済できるだけの給与がもらえる企業に就職できましたし、大学時代に得た知識や経験でキャリアアップすることができています。
◆我が子の教育費はどうする?
それでは、これから教育費を準備する時間があるご家庭は奨学金を検討するべきかどうかです。結論から言うと、時間があるなら奨学金に頼らず教育資金を準備すべき!だと思います。少なくとも、僕は自分の子どもには奨学金を借りさせないつもりです。
夫婦で相談
奥さんが第一子を身籠った時に、割と早い段階で将来の子どもの教育費について詳しく相談しました。教育費のことを後回しにせず、すぐに相談できたのはすごく良かったと今でも思っています。
奥さんは奨学金を借りておらず、「そんなに急いで考えなくてもいいんじゃない?」という感じでした。しかも、僕がきちんと返済できていることもあってか、大学に関しては「貯金はするものの、奨学金にも頼ればいい」というスタンス。
もちろん借りる奨学金の額や種類にもよるのですが、自分が返済に苦心していることもあって、僕は絶対に子どもに奨学金を借りさせることはしたくないと主張しました。最近は給付型の奨学金が拡充されましたが、まだまだ貸与中心の学生ローンが奨学金の実態だと思っています。
借りた実体験として、借りたものを返すために諦めることも多く出てきます。将来、子どもが大学進学を理由に経済的な重荷を背負って社会人にはなってほしくないと思っています。
ただ、最近は無利子の奨学金なら借りてもらって、その間学費としてためていた貯金を運用するのもありだなと思い始めました。
どうやって貯める?
奨学金を借りさせるつもりがないからこそ、子どもが産まれる前からしっかり計画立てて、学費は貯めていっています。
教育資金の貯蓄方法として、貯金、学資保険、生命保険、ジュニアNISA、積立投資など色々選択肢があるかと思います。その中で、我が家の場合は貯蓄型の生命保険で準備をしています。
「保険は情弱が入るもの」と思われている方がいるかも知れませんが、個人的には教育資金形成には貯蓄型生命保険はありだと思っています。
ただ、利息が今はかなり低いので、今一から準備するとなると別の方法を取るかもしれません。ちなみに外貨建の保険はおすすめしません!あと、投資で教育資金を貯めようとしてる人もちょっと注意が必要かなと思います。
まとめ
奨学金の返済は正直しんどいですし、返済なければもっと生活が充実するのになと思うことも多々あります。でも、奨学金のおかげで人生が豊かになったのも事実です!そういう意味で感謝していますし、この制度自体は絶対に社会に必要な制度です。もし、大学に行きたいけど、お金がないから諦めようとされている方がいれば、奨学金を借りてでも大学に行くべきだと伝えたいです。
ただ、我が子にはこの返済の大変さや不安は味わってほしくないですね。だから、まだ子どもが小さい今からコツコツ学費を貯めておこうと頑張っております。
もし、最初から奨学金をあてにされている方がいらっしゃったら、可能な限り今からでも準備をしてあげるのが良いんじゃないかと思います。もちろん、「可能な限りです。」可能な限りですが、少しでも用意してあげられると、子どもの将来を大きく支えることができます!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
英語の授業がガラッと変わるけど、どうするかという話
どうもこんにちは!りっぱぱです。
2020年から小学校~大学入試までの英語教育がガラッと変わるんですが、ご存知でしたか?本当にガラッと変わるようで、私たち親世代が受けてきた学校の英語教育とは全く違うものになるかもしれません。
ベネッセさんのサイトに概要が載っているので貼り付けておきます。
2020年 教育改革 早わかり ~ 学校教育・大学入試が変わる!~|ベネッセ 教育情報サイト
正式に全学年に導入されるのは2020年からですが、学年によっては移行措置のため既に先行実施が始まっています。
うちの子たちは現在2歳(もうすぐ3歳)と1歳なので、小学校に上がるときには、この新しい英語教育を受けることになるので、実は今からちょっとどうしようかなぁなんて思っていたりします。
そんな、どうしようかなぁと思っていることを書いていきたいと思います。
◆英語教育改革のポイント
今回の英語教育の変化は、「改革」とまで呼ばれる大きなものです。そのポイントをここでは簡単に紹介したいと思います。詳しい内容や、改革の背景にあるものは長くなるので、別の機会に紹介します。
○小3から英語スタート
今の学習指導要領では小学校5年生から外国語活動がスタートしていますが、それが小学校3年生からスタートになります。厳密にいうと、「英語」ではなく「外国語活動」なのですが、取り扱う言語は実質英語です。
外国語活動では外国の文化などを通じて、英語の音やリズムに慣れ親しみ、英語学習の下地を作る(興味をもつ)ことを目標にしています。
○小5から英語の成績がつく
現在の「外国語活動」は正式な「教科」ではないため、基本的に成績はついていません(地域によっては英語特区などのため成績を付けているケースがあります)。
新しい指導要領からは、小学校5年生の外国語活動は正式な教科としての英語に変わります。要は、国語や算数と同じように成績がつくということです。
しかも、今は週に1回程度の授業なのですが、教科になることで、週に2~3コマ程度授業が行われる予定です。成績がつくので宿題やテストも実施されるでしょう。
○中学・高校の授業は基本英語で
英語の授業だから基本英語でしょ?ということではなく、授業中の先生の説明や会話を原則英語でやろうという取り組みがスタートします。英語で英語を学習するということです。
しかも高校からはディスカッションやプレゼンテーションなんかも英語で行い、使える英語のレベルを高めようと目標が掲げられています。
「そんなん英語の先生がちゃんと英語でできるん?」という不安があるかと思いますが、私もまったく同じ不安を持っています。英語話せない英語の先生なんてたくさんいますからね…どうするんでしょうね?
○大学入試改革
これは英語だけでなく、全科目で言われていることですが、センター試験が大きく変わります。
英語に関して言うと、国が実施している今のセンター試験ではなく、TOEICやTOEFL、英検なんかの外部の試験を活用して、英語の読む・書く・聞く・話すの4技能をテストしようということが決まっています。
◆我が家の準備
これを始めて知ったときは衝撃を受けました。英語教育改革の原案が出されたのが今から5年ほど前なので、その時はまだ子どもが生まれてませんでしたが、これは大変なことになるなぁと。
で、私と同じようにこの英語改革を知って驚いたり、慌てたりしているお母さん、お父さんもいらっしゃるかと思います。
何を準備したらいいの?という疑問に私個人の意見と、実際今していることを紹介します。
○基本焦らなくていい
英語教育改革と聞いてびっくりしたり、何かしなきゃ!と焦る方もいらっしゃるかと思いますが、個人的には特に焦る必要はないと思っています。
「学校の英語の授業を通じて、英語を使えるようにしよう」というコンセプトのものなので、「学校の英語ができるように英語の何かをしておかないと!」というのは、ちょっと慌てすぎな気がしています。
とはいえ、「学校の英語で自信をもって授業についていってほしい」とか「どうせ学校の英語だけで英語は身に着くはずないから、+αなにかしないと」という目的であれば、もちろん習い事などで英語をさせておくのは良いことだと思います!
○我が家がしていること
うちの子はまだ下の子が1歳と、上の子が春から年少さんなので、特にこれを習っていますというのはありません。それに私自身、英語教育改革の内容を知った上で、焦ってはいないので、今のところ英会話や英語の通信学習をさせるつもりもありません。
ただ、一つだけ上の子にも下の子にもしていることがあります。
それは、英語の歌と本の読み聞かせです。
英語の学習をさせなきゃ!と言うよりは普段流しているCDや読んであげている絵本の中に、英語のものも混ぜているという程度です。
歌はCDやYoutubeを流せばいいですし、絵本はCD付きの絵本があるのでそれを使っています。たまに英語で読み聞かせをしていますが、発音に自信がないので、CDに頼ることが多いです。
はじめてのえいごえほんシリーズとか
はらぺこあおむしなんかを我が家ではよく読んだり流したりしています。
英語を勉強させないと!という意識じゃなくて、日常の中に英語も混ぜて、興味を持ってくれた時に一緒に学習できればいいなぁぐらいのスタンスです。
なので、私も奥さんも「英語で読み聞かせしてあげないと!」とか「英語耳にするためには英語のCD流さないと!」とか気合を入れているわけではなく、「今日は英語のCD流しとこっ♪」とか「自分の英語の練習次いでに絵本読もう」くらいの感じです。
◆さいごに
正直、この英語改革は難しさ(学校や先生の準備など)もあります。ただ、私としては概ね大賛成で、国が本気になって日本人の英語力をどうにかしようとやっと本腰を入れたと感じています。若干原案から完成に至るまでに骨抜きになった部分なんかも感じますが…
とにかく、個人的には子どもたちが大人になった時のことを考えると、今回の英語改革は絶対必要だと思いますし、学校の先生たちには頑張ってもらいたいと思います。
一方で、親としてはあまり焦らず慌てず、子どもの興味関心が英語とか異文化に向くようになれば嬉しいなという考えです。学習指導要領ってだいたい10年毎に変わるんで、うちの子たちが義務教育の間にまた変わりますしね。
それに、子どもの英語を何とかしないと!と焦る前に自分の英語を何とかしないと・・・焦ってますし。
そんなこんなで、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
生まれたばかりの赤ちゃんにも読み聞かせは効果があるという話
どうもこんにちは!りっぱぱです。
我が家には、奥さんの趣味と私の仕事柄、上の子がまだ3歳にもなっていないのに、結構な量の絵本があります。(去年引っ越しをしたときに、引っ越し業者の方に驚かれました・・・)
で、上の子が生まれてすぐから(実際はお腹の中にいた時から)絵本の読み聞かせをしていたんですが、そんな話を正月に同じくらいの子どもを持つ親戚にしていたら、
「えっ?生まれたばっかりの時に、そんなんして意味あるん??」と言われました。
「その返しが意味わからんけど!」とか言いながらその場の会話は終わったのですが、
意外と0歳にも読み聞かせの効果があることって知られていないのかな?とも思ったので、今日は生まれたばかりの赤ちゃんにも読み聞かせはすごく良いよ!と言う話です。
◆読み聞かせの効果①:親子のコミュニケーション
生まれたばかりの子に絵本は意味ないんじゃないかと思っていたうちの親戚の話を聞いていると、そう思った理由として「まだお話の意味わからないから」というものがありました。
話の意味がわからないというのは、その通りなんですが、0歳の子に読み聞かせをする目的は別に、ストーリーを楽しんでほしいとかではありません。
0歳の子に絵本を読むときは、寝転がっている赤ちゃんの近くで顔を覗き込みながら読んだり、首がすわればお膝に座らせて読んだりすると思います。
読み聞かせの良い所は、赤ちゃんの近くでお母さんやお父さんが優しく声をかけてくれることです。特に新生児はまだ視力が発達していないため、聴力を頼りにお母さんやお父さんを近くに感じます。絵本の読み聞かせは赤ちゃんに親の温もりと大きな安心感を与えることができるのです。ちなみに、絵本を親に呼んでもらうと赤ちゃんや幼児さんだけでなく、小学生でも情緒が安定すると言われています。
それに、怒りながら絵本を読む人はいないですよね?お母さんお父さんにとっても心を落ちつかせる機会になるのです。
絵本を介して言葉を発することができない赤ちゃんとも、お母さんやお父さんが良質のコミュニケーションを取ることができるのが、読み聞かせの効果の一つです。
◆読み聞かせの効果②:語彙力が豊富になる
これはイメージがしやすいと思いますが、読み聞かせをするとその分言葉をたくさん覚えるようになります。語彙力があるということは幼児期だけでなく、その後の成長、ひいては人生を豊かにするために非常に大事なことです。
ただ、「0歳から読み聞かせしなくてもいいんやない?」というご意見もありそうです。
確かに0歳の幼児がすぐに言葉を覚えるわけではありませんが、全く意味がないわけではありません。0歳でも聴力は発達しており、親、特にお母さんの言うことは注意深く聞いています。0歳からたくさん言葉のインプットをしてあげることで、言葉を発するようになってからの語彙の習得が非常に早くなります。
それに、絵本であればモノや動物の名前を絵をセットにしてインプットできるので、もってこいです。
◆読み聞かせの効果③:読み聞かせが習慣化する
絵本は2、3歳ぐらいからでいいんじゃない?とお考えの方に考えてもらいたいのですが、
「今まで絵本を全く読み聞かせしてこなかったのに、動き回って言うこと聞かない傍若無人な暴れん坊の2,3歳に定期的に読み聞かせする自信はありますか?」
自信をもって「ある!!」と言い切れる方はここは読み飛ばしてください。
でも、うちの長男を見てて思いますが、そんなん無理ゲーです。少なくとも我が家は習慣化していたおかげで、2歳児とのバトルの中にも絵本を挟めるようになっています。
うちの場合は、0歳の時から寝る前に何冊か必ず本を読んでいたので、今では子どもが自分で絵本を持ってきます。
どれだけ日中激しく親に怒られても、逆に言うと親が親がイライラしていても、寝る前の絵本タイムはどちらも気分よくできています。寝る前に気持ちが落ち着くって親にとっても子にとっても大事ですよね。
正直、ずっと読み聞かせをし続けて習慣になっていなかったら、寝る前に絵本とかはできていないと思います。
日中散々怒って、なんだったら、晩御飯とお風呂と歯磨きで怒り続けた後に、「よし絵本を読んであげよう!」なんて習慣になってなかったら釈迦でも無理です。
0歳の赤ちゃんに対して、日中イライラしてしまうことはあっても、1歳、2歳に比べてしつけで叱ることはほとんどありません。口ごたえもしません。まさに天使。
だから読み聞かせをする気持ちの余裕が親にもあり習慣化しやすいのです。習慣化するのは親にとっても効果があるのです。
さて、こんな感じで0歳児への読み聞かせの効果を3つ書いてきましたが、書きながら、「子どもにイライラする前提で書いてるやん・・・りっぱぱ全然立派ちゃうやん・・・」と若干へこみました。すいません。
でも、「うちの暴君の長男には0歳の時どんな絵本を読んでたかなぁ」なんて少し懐かしくなってきたので、0歳だったうちの子にヒットした絵本なんかもまとめていきたいと思います。(暴君なんて言っちゃいけないですね。天使です。なんやったら釈迦です。)
が、それはまたの機会に!ここまでお付き合いいただきありがとうございました!